メガヘルス通信
ただいま開催中の「禅と武士道」展に、駐日スペイン大使館からホセ・アントニオ・デ・オリ文化参事官がご来館下さいました。デ・オリ参事官は禅や日本の書画に強い関心をお持ちで、自らの足で寺社仏閣などを訪問されているそうです。本日は弊館へ足をお運び頂けましたこと、大変光栄に思います。
特に安田靫彦の画の前で長く佇んでおられたのが印象的でした。靫彦の描く人物は、その繊細でありながら鋭さとしなやかさを併せ持った筆致によって、独特の存在感を放っています。今回の展示では、特に武士道的な主題に焦点を当て、大伴家持、楠木正成、北条時宗を描いた作をはじめ、靫彦の作品を多数ご覧頂くことが出来ます。弊館で、古の武将たちと眼と眼を合わせて対峙して頂ければ嬉しく思います。