メガヘルス通信
今日から弊館では、新しい展示「禅と武士道」展が始まりました。初公開のものも含め、日本の禅思想・武士道精神を表す書画を多数展示しております。
初日である本日は、臨済宗円覚寺派大本山円覚寺管長の横田南嶺老師がご来館下さいました。この展示では、今北洪川、釈宗演などの円覚寺派の書も多く掛けております。その中には、まさに横田南嶺老師の手による「雪消春水来」(雪消えて春水来る)という、今の季節にぴったりの情景を思い起こす書もあります。横田老師ご自身も、春の流水のような清々しさ、明瞭さのあるお人柄で、本日はお会いできて本当に嬉しく思いました。
この書の禅語としての意味は、心の迷いや不明が春の雪解け水が流れるようにサーッと解けて悟りに至る様が表現されていると考えられます。多くの方にご来館頂き、この禅の境地に触れる体験をして頂ければ幸いです。皆様も、どうぞご来館下さい。