研究の歩み、新たな機械の導入

 1984年の創業より、執行草舟はたゆまぬ菌学研究を続け、常に製品の品質は改善されています。製品ができあがると必ず自ら試食し、前の製品よりも質の上がったもののみ商品化しています。
 研究・製造・販売が全て執行思想によって貫かれ、この姿勢はいまも昔も変わりません。本ページ背景写真は2018年の執行草舟68歳が、自宅研究室で製品の研究をしているところ、また下の写真は約30年前に撮影された、菌の研究をしている40歳の頃の執行草舟です。

1991年の執行草舟40歳 藤岡工場にて

エバポレーター(遠心式薄膜真空蒸発装置)。真空の中で低温沸騰により菌食原液を短時間で高濃縮する製造法は品質の大幅な向上を可能にしました。(写真下)

〈真空凍結乾燥機〉により濃縮原液を凍結したまま、真空の中で水分を昇華させ、乾燥させていく高度な製造法を実現しました。(写真下)

新しい打錠機の導入(写真下左)により、創業初期より自社内で行なってきた打錠のレベルが質・量ともに高まりました。また、宇宙空間製造装置(写真下右)も高性能・大容量化し、菌糸体の抽出内容が飛躍的に向上しました。

菌食・ミネラル食品製造に使われる土と水

サンレム・ガイアレンを育てる培地は、古代より御神木とされてきた数種類の樹木のオガを混合して作られています。またこのオガに、伝統的な製法で作られたヌカ、モミ類、そして水とα水を混合し培地が完成します。古代の環境を再現した土壌によって、生命体として原始的で強靭な力をもつ古代原生種椎茸の菌が甦り、その菌糸体が現在の製品に脈々と受け継がれているのです。

菌食・ミネラル食品の製造に欠かせないのが、α水とβ水です。この水は特殊製法によりできたもので、α水は細胞活性作用をもち、β水は抗不可逆作用をもちます。α水は菌食を製造する過程の培地作りに使用、また抽出段階では宇宙空間製造法に不可欠な水となっています。ミネラル加工食品であるメルゲン製造において、カキ殻からメルゲンの基となる粉末を製造する際に、α、β水ともにカキ本来の生命エネルギーを賦活する加工に使われています。

メルゲン・メガポリンについて

メルゲンの製造工程 〈イオン化酵素ミネラル カキ殻加工食品〉

  • カキ殻から特殊粉砕されたカキ粉を数日間α水に浸け特殊処理を施します。
  • 低温焼成にかけ、その後段階的に高温焼成にかけてカキ殻粉末を加工します。
  • β水によって特殊処理、イオン化した後、酵素の触媒作用で水溶性ミネラルへと加工。

メガポリンの原料〈ビーポーレン加工食品(原料:スペイン)〉

スペインの、古代から続く自然の花畑で、花粉採取が行なわれてきた地域に生える野生の花(シスタス等)から蜜蜂によって運ばれた、世界最高品質のビーポーレンを原料として輸入し、宇宙空間製造法により吸収しやすく加工しています。幾種類もの花から運ばれたビーポーレンは、黄色、赤褐色、紫と様々な色を湛えています。