BIOTECお知らせ
弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第37号が10月1日に刊行されます。「幻想と神話」という主題で、、芸術における幻想とは何か、また神話から生まれる芸術はいかなるものかを思索します。冒頭「一点を追う」では洋画家 平野遼の〈朝の方へ〉を紹介、外光を遮断したアトリエで瞑想しながら生み出された作品を紹介します。「創造者たち」のコーナーでは、弊館に書が所蔵されている空海の生涯を取り挙げ、その激動の、神話そのものの生涯を追います。また、自由企画「いま、ここで」では、白隠禅師の最晩年の書「虚空蔵菩薩」を掲げ、空海も白隠も学んだという虚空蔵求聞持法について紹介します。ご来館の方による寄稿文「私の眼」では、東京都公立小学校の図工専科教諭の中村路佳氏の、戸嶋靖昌が若き日に描いた≪白い神話≫を歌った瑞々しい詩をお読み頂けます。2020年に行なわれた秋田県立美術館「縄文の焔と闇ー戸嶋靖昌展」にて、中村氏が本作品と出会ったときの印象を元に詩を紡いでくださいました。ぜひお手にとってご覧ください。引き続き「古代の息吹」展(会期:2025/7/29~2025/11/29)が好評開催中です。ARTIS37号の冒頭で紹介した平野遼の作品も展示しておりますので、ぜひお立ち寄りください。
ARTISにご興味のあられる方は、無料配布ならびに無料定期便にてお届けしておりますので、ご用命は戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)もしくはshigyo_collection@biotec1984.co.jp までご用命下さい。お申込みの折は、ご氏名・ご住所を承っております。
【目次】
〈巻頭〉一点を追う 平野遼「朝の方へ」
〈インタビュー〉語る芸術 幻想と神話
〈コラム〉創造者たち 空海
〈自由企画〉いま、ここで 虚空をつなぐもの
〈寄稿〉私の眼 中村路佳
〈連載〉戸嶋靖昌からの手紙
学芸便り