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この度、講談社エディトリアルより『執行草舟の視線―美しい星いづこへ』(¥2,420(税込予価) ISBN:978-4-86677-136-6、288ページ)と題し、日仏両国で活躍する美術・文芸評論家、筑波大学名誉教授の竹本忠雄氏による新刊が2023年10月中旬に刊行されます。アンドレ・マルローの研究家としても知られる氏は、深層の日本紹介と東西対話に長年にわたり従事。この度、霊性文明の旗手として、来るべき未来へ向けた「執行草舟論」を、90歳にして書き上げました。
対象となる執行草舟は、宇宙・生命・文明論を基軸に、人類的使命を担うべく武士道的生き方、すなわち「葉隠」精神で生きてきました。いままで、誰も描いたことのなかった「執行草舟」の人物像が、いまここに解き明かされます。これからの時代を生き抜くための、人類的未来の予言が散りばめられた待望の一冊を、ぜひお読みください。
【プロフィール】
日仏両国語での美術・文芸評論家。筑波大学名誉教授、コレージュ・ド・フランス元招聘教授。アンドレ・マルローの側近・研究家として国際的に著名。深層の日本紹介と高度の東西対話に一貫従事し、特に合理偏重の歴史的錯誤からいかに人類は再起すべきかとの観点で、霊性文明の復興を提唱し、ヴィジョネール(幻視者)としての自らの一代記をまとめた『未知よりの薔薇』全8巻を89歳で刊行した。その2年後、2023年秋、『執行草舟の視線美しい星いづこへ』の出版に至る。主著『マルローとの対話』、『秘伝ノストラダムス・コード』、『皇后美智子さまの祈りの御歌』のほか、アンドレ・マルロー訳書『反回想録』他、著訳書多数。
しかし、ロマンチストとは、ヴィジョネール(幻視者)の文学的側面にすぎない。
その意味で、執行草舟は、ヴィジョネールなのである。
その視線の果てに、何を彼は見たか。そのとき、彼は何者であろうか。
私が描きたかったのは、銀河を仰ぐ、この未知なる肖像である。
――太陽の聖痕 プレリュードより
【構成・章立て】
太陽の聖痕 プレリュード
序説
第一章:新しい神話
第二章:天使との闘い
第三章:起きあがるジザン
第四章:第一の奇蹟 城ヶ島(一九七八年)
第五章:第二の奇蹟 目黒不動尊(一九七九年)
第六章:宇宙的霊性と試練
第七章:破調ラプソディー
第八章:預言者の回廊