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日本人の体格の秘密は土壌から ~日本人の弱みって!?~

日本の水は、世界で一番美味しい!と言われています。軟水で、透明で、とてもまろやかな味わいだと評判です。この「軟水で透明で…」とは何かと言うと、「ミネラル成分が入っていない」という意味です。

なぜ日本では水が軟水となってしまうのでしょうか?実は、日本列島は、縦断して輪切りにすると、山脈によって三角形となり、海底まで三角錐が下りる形となっています。そのため雨が降ると、土壌の栄養分が頂上から海まで流れて出てしまい、土壌にとどめることが出来ません。
そのため日本人は、どれだけ意識的にアルカリミネラルを摂ろうと頑張っても、絶対不足の状態に陥ってしまうのです。土壌にミネラルが少ないため、そこから取れる農作物やその植物を食べる牛や豚もみな、ミネラル不足となるのです。これは、縄文時代からの日本の地形による特徴で、古代から日本人の遺伝子にも組み込まれています。考えてみれば日本人は、欧米人やアフリカ系民族に比べて骨が細く、体格も小さい印象でしょう。

歴史的な逸話もあります。戦国時代に日本にやってきたザビエルやフロイスが、日本人のことを「頭が良い、礼儀正しい、向学心がある、勇敢で戦いに強い」と好意的に評していました。しかし、欧米人からみて唯一の欠点として挙げられたのは、「歯が悪い」だったのです。どうして、これほど優秀で精悍な民族である日本人が、こんなに歯が悪いのか…当時の人たちには理解できなかったようです。
今になってわかる理由は、「日本の国土にアルカリミネラルが少ないから」です。だから、骨や歯が弱かったのですね。

一方、ヨーロッパ大陸の土壌のミネラルはどうでしょうか。ヨーロッパ大陸を輪切りにすると平べったくなっています。イギリスやギリシャの海峡や岸壁などを思い浮かべて頂くと分かりやすいですが、岩礁が真っ白な美しい色の印象があります(イラストをご覧ください)。カルシウムを中心としたアルカリミネラルが豊富なため、あれほどキレイな色になるのです。ミネラルの大地の上にヨーロッパがあるわけで、もちろんそこで育った野菜や畜産物はミネラルが非常に豊富です。ヨーロッパの水は、硬水といわれており、ヨーロッパやロシアなどの民族は、骨や歯がすごく丈夫、というわけです。

数字でみてみると、国土のカルシウム含有量は、フランス4.1%、イギリス3.83%、アメリカ1.31%で、日本はなんと、0.63%…!ヨーロッパは日本の6倍以上の含有量です!
ちなみに水中のカルシウム含有量は、ヨーロッパ31.1ppm、北アメリカ21.0ppm、世界平均15.0ppmの中で、日本は8.8ppm!世界平均の半分弱。ヨーロッパの1/3程度です。

数字でみても、日本は土地からして深刻なミネラル不足だということがわかります。日本の水を飲んで暮らし、日本の土と水で育った食べ物を食べている限り、アルカリミネラルの絶対値が少なくなります。そのため日本人は健康を考える場合でも、一番気をつけなければならないのはミネラル成分の補給なのです。
日本人は意識してアルカリミネラルを補給していくことが大切ということですね!そして、ザビエルやフロイスが評したように、優秀で精悍な良い部分もさらに生かしていきたいですね。

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