メガヘルス通信
本日2月2日は節分の日です。「待って!2月3日じゃなくて?」という声が聞こえてきそうですね。実は節分の日は暦の微妙なズレと連動して日にちが後ろ倒しになったり前倒しになったりすることがあるのです。今年は節分が2月2日にずれ込んだのですが、前回2月2日に節分があったのは明治30年(124年前!)だと言いますから、私のひいおじいさんの世代の頃でしょうか。ちなみに前回節分が2月4日にずれ込んだのは昭和59年(37年前)の、バイオテック創業の年でした。面白いですね。私は当時もうすぐ1歳が見えてきたくらいの0歳児でしたから記憶にはありませんが、どうやら節分の後ろ倒しという歴史的瞬間にも立ち会っていたようで、なんだか嬉しい気持ちです。
さて、我が家の1歳児はというと、写真の通り。青鬼さんのお面を母(私)から被せられてご立腹です。子供はお面の意味をまだ理解できていませんから、「頭に変なものを着けられた!」という不快感が先立つようです。彼が鬼のお面の意味を理解して節分を楽しむようになるのは2歳なのか3歳なのか・・・今から楽しみです。
それから最近の冷え込みで、別の青鬼さんと赤鬼さんにも警戒しなければならないなと思っています。それは青鬼さん(冷え)と赤鬼さん(のぼせ)です。
まず体の冷えについてですが、これは本当に万病のもとです。手足などの末端に冷えを感じる人が多いと思うのですが、末端と体の中心とは血管で結ばれているので、末端が冷えているということは冷えた血液が体の中心にも向かっているということ。そうして内臓を冷やすことは体全体を弱らせる原因となります。逆に、体の中心をしっかりと温めると温かい血液が末端まで届き、冷えを感じにくくさせるでしょう。冷えには末端対策だけでなく、腹巻きや服に貼るホッカイロの活用などが近道です。末端の冷えが特に気になる場合には、足湯などを試してみても良いでしょう。
それからのぼせについてですが、意外にも冷え性の方に多く見られます。冷えた体を効率よく温めようとするあまり、お風呂のお湯の温度を熱くしすぎてのぼせてしまうのです。湯船に足を入れた瞬間、「くぅ~!」と思わず声が出るくらいの熱さのお湯に入っているとしたら・・・これは人がのぼせる温度です。のぼせるほど高い温度だと自律神経のバランスが崩れ、せっかく温まった体がお風呂から出た直後に自律神経の誤作動によって急激に冷やされ、冷え性が加速してしまうという悪循環に陥るのです。自律神経を整えるためには、少し物足りないけれどこの温度なら30分入っていても大丈夫そうだな、と思えるくらいの優しい温かさの湯船に15分程度浸かることがお勧めです。風呂上がりの温かさの持続力が変わってきますので、是非お試しあれ。