メガヘルス通信
今回も離乳食のお話です。離乳食については書きたいことが色々とあるので、何回かに分けて書いていく予定です。どうぞお付き合いください。
スタート編の記事でも書いたように、離乳食は大人と違う内容の赤ちゃん用の食事を用意しなければならないため、手間暇が掛かります。しかし、私は忙しい日に面倒くさいなぁと思うことはあっても、それが辛いと思ったことはありません。なぜでしょう。それは、離乳食は赤ちゃんのためのものではなく、大人も楽しむものだと思って用意しているからです。
我が家では、離乳食を始めるに当たって「季節の野菜の定期便」を申し込み、まず離乳食材料の購入の手間を減らしました。この季節の野菜というのは、届くまで何が入っているかわからない宝箱的な楽しみがあります。届いた箱を開け、「わあ、これはなんだろう?食べたことないね」とか「ああ、もうこの野菜が獲れる季節になったのね」なんて新しい発見をするのは、毎日旬の野菜でなくても何でも揃うスーパーで買い物をしていた頃には見つけることの出来なかった喜びです。
そして、旬の美味しい食材は赤ちゃんだけものではなく、大人の我々もご相伴に与るわけです。離乳食を作っているおかげでこの食材の一番美味しい季節を堪能できるのだと思うと、離乳食を作るのが辛いどころかありがたいとまで思うほどです。思いがけず食事から四季まで楽しめるのはお得感がありますね。
それ以外に私が楽しみながらやっているのが、「食べて良いものビンゴ」です。育児雑誌や離乳食指南書を見ると、離乳食初期、離乳食中期などの段階ごとに食べても良いとされるもののリストが載っています。そのリストをそのまま使っても良いし、自分でアレンジして書き出して作っても良いと思うのですが、そのリストの食材をビンゴに見立てて並べます。そして、その食材を食べさせたらチェックをして、そのチェックが一列並んだらビンゴです!こっそりガッツポーズをしましょう。個人的にビンゴの賞品(1本ビンゴが出るごとにケーキを食べても良いとか)を設定しておくとよりモチベーションが上がるかもしれません。私は離乳食の段階ごとに何本ビンゴが出来るかをゲームのように楽しみ、その結果として苦労することなく自然と赤ちゃんの食べて良い食材を広く網羅して食べさせることが出来ました。
このように、かなりの時間を費やすからこそ大人が楽しみながら離乳食を用意できる工夫をして、前向きで楽しい育児を実現していきたいですね。両親が楽しんでいれば、その空気が赤ちゃんにも伝わり、食べることの楽しさを赤ちゃんにも知って貰えるのではないかと思います。