BIOTECお知らせ
弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第24号が8月1日に刊行されます。館長 執行草舟へのインタビュー企画「語る芸術」では、現在、好評開催中の展示「寂―JAKU」展の発想源となった、この世における無常観の極みとも言える「寂」―哀歓を超えた日本独特の美感について思索します。「創造者たち」のコーナーでは中原南天棒を取り挙げ、ほか山岡鉄舟の作品など、寂と関連する「禅」の思想に関しても随所でご紹介しています。
また、今回の<寄稿>私の眼 では、明治大学文学部卒の伊藤龍哉氏がコシノジュンコ画「影の構成II」の印象を、芸術性の高い文に認めて下さっています。伊藤氏は、戸嶋靖昌の「冬の庭」に関する考察も、明治大学文学部紀要『文芸研究』147号にも掲載してくださいました。ぜひご一読ください。
ご興味のあられる方は、無料配布ならびに無料定期便にてお届けしておりますので、ご用命の方は戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。
【目次】
〈巻頭〉一点を追う 戸嶋靖昌「廃屋の庭」
〈インタビュー〉語る芸術 寂-JAKU
〈コラム〉創造者たち 中原南天棒
〈自由企画〉いま、ここで 雨に聴く
〈寄稿〉私の眼 伊藤龍哉
〈連載〉戸嶋靖昌からの手紙
学芸便り