BIOTECお知らせ
弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第21号が2月1日に刊行されます。本誌内、執行草舟へのインタビュー企画「語る芸術」の中では、逃げゆく色彩を目で捉えるとはいかなることか、宇宙の次元から地球の三次元、また絵画の二次元にいかに落とし込むかということについて思索します。同テーマについては、2023年3月7日(火)-6月24日(土)まで開催予定の「色彩のフーガ」展中で、実際の作品をご鑑賞頂けます。
表紙と〈巻頭〉の「一点を追う」では、安田靫彦画の《紅梅》を取り上げます。「創造者たち」のコーナーでは、サルバドール・ダリについてご紹介、また今回の〈寄稿〉「私の眼」では、二十代の小坂萌氏による戸嶋靖昌画≪Crepúsculo―黄昏-≫へ捧げた瑞々しい寄稿文と和歌を掲載しています。
現在、好評開催中の「流体の美学」展(2022年10月11日-2023年2月28日)。未公開の新たに所蔵となったコシノジュンコ氏の作品や伊勢神宮荒木田氏の書ほか、暗黒流体を感じさせる展示へもぜひお運びください。3月からはARTIS21号のテーマ「色彩のフーガ」展もお楽しみに。
ご興味のあられる方は、無料配布ならびに無料定期便にてお届けしておりますので、ご用命の方は戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。
【目次】
〈巻頭〉一点を追う 安田靫彦「紅梅」
〈インタビュー〉語る芸術 色彩のフーガ
〈コラム〉創造者たち サルバドール・ダリ
〈自由企画〉いま、ここで 魔術的リアリズム
〈寄稿〉私の眼 小坂萌
〈連載〉戸嶋靖昌からの手紙
学芸便り