BIOTECお知らせ
弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第13号が刊行されます。本誌内、執行草舟へのインタビュー企画「語る芸術」の中では、「呪(じゅ)の心」というテーマで、芸術がもともと「人間よりも大きな存在に捧げられたものである」という真の芸術の意味を探る号となります。〈創造者たち〉のコーナーでは、写真家土門拳の鬼気迫る、芸術に捧げられた人生を紹介、またコシノジュンコの絵画の呪物性などもインタビュー、自由企画の中で思索します。
執行草舟コレクションの展覧会「呪(JYU)の心展」(会期:2021年10月5日~12月4日)と合わせたテーマで、芸術のもつ独特の力である「呪力」(じゅりょく)を感じる作品を展示します。物に込められた祈り、天への捧げものとしての「昇華」の形を、白隠慧鶴、出口王仁三郎、戸嶋靖昌、また新たにコレクションに所蔵されたコシノジュンコの絵画など、初公開の作品も合わせて展覧します。
ご興味のあられる方は、無料で配布しておりますので戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。
【目次】
〈巻頭〉一点を追う 出口王仁三郎「鳥」
〈インタビュー〉語る芸術 呪(じゅ)の心
〈コラム〉創造者たち 土門拳
〈自由企画〉いま、ここで 纏うこと
〈寄稿〉私の眼 永渕弘真
〈連載〉戸嶋靖昌からの手紙
学芸便り