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「酸性食品」「アルカリ性食品」という言葉や、「酸性体質」「アルカリ体質」といった言葉を聞いたことがある方も多いと思います。では、一体、酸性食品とは、なんでしょう。アルカリ体質とは、どういうことでしょうか。全3回のシリーズでご紹介します!まずは第1回、2回で、食品の成分としての酸性・アルカリ性の不思議に迫ります。
さて、みなさんも理科の授業でリトマス紙が赤や青に変化するのに興じて、いろいろな水溶液を垂らして実験してみたことがあると思います。
おなじみの酸っぱい酢、サイダー、塩酸、硫酸などの水溶液は、青色リトマス紙を赤変させます。このような性質を酸性といいます。水素イオン(H+)の働きにより、酸性の特徴を表すのです。
一方、石鹸水、アンモニア水、重曹液などは、赤色リトマス紙を青変させます。このような性質をアルカリ性といいます。水酸化物イオン(OH-)の働きにより、アルカリ性の特徴を示します。
ちなみにリトマス紙の色を変化させない、中性の水溶液は、砂糖水、食塩水、アルコールなどです。
水溶液が酸性・アルカリ性・中性を示すかどうかは、水素イオン(H+)濃度が高いか低いかで決まります。これは、pH(ペーハー)という値で表されます。
0<pH<7が酸性。pH=7が中性。7<pH<10がアルカリ性です。
ここで、ひとつ質問です。
スッパイ!の代表選手である梅干しは、「酸性食品」でしょうか。「アルカリ性食品」でしょうか。
・・・
酸味があるので酸性食品だと思われがちですが、実は梅干しは、「アルカリ性食品」です。
その食品自体が「酸性」か「アルカリ性」かどうかは、pHの数値には関係ないのです。決め手は、実はミネラルバランスにあるのです。
次回は、どのようなミネラルバランスだと「酸性食品」になるか、「アルカリ性食品」になるかをお伝えしたいと思います。