メガヘルス通信
先日、スペインからサラマンカ大学の日西文化センター所長 Dr. José-Abel Flores Villarejo(ホセ-アベル・フローレス・ビジャレッホ教授)がご来館くださいました。フローレス所長は日本をこよなく愛しておられ、大変知性豊かで素晴らしい方なので、非常に楽しいひとときでした。
サラマンカ大学日西文化センターには「美智子さまホール」という現上皇后美智子様の御名を冠した展示ホールがあります。そこでは、弊館の戸嶋靖昌作品をスペインへと里帰りさせて「いま、ウナムーノを問う―日本人画家 戸嶋靖昌による ウナムーノへのオマージュ―」展が行われたこともありました。このように、過去にも深いご縁があったのです。
本年、2023年には、10月下旬~11月下旬の予定で、弊館の所蔵する禅書画、禅的な現代アートを中心に、スペイン人の目からみた「ZEN」についての展覧会が、駐日スペイン大使館内ギャラリーで開催される予定です。この展示では、800年の歴史をもつというスペイン・サラマンカ大学と、同年の歴史をもつ日本の円覚寺の二つの霊性・学問の拠点と協力いたします。またもやサラマンカ大学が協賛として深く関わって下さるかたちで、弊館コレクションの展示を、スペイン大使館と弊館の主催で行うというわけです。このように素晴らしいご縁が長く続き、とても嬉しいことです。今後はこの展示のお知らせを、公式サイト内でご案内して参りますのでお楽しみに!