長男2歳7ヶ月、長女1歳0ヶ月。海にやって来たら、すぐに砂を鷲摑みにし始めた。

　幼児二人がいる我が家ですが、子供達が大好きなことの一つが、「触感を楽しむこと」です。これは、とても良い脳へのアプローチになっていると感じます。

　例えばお散歩に行ったとき、コロナのことが頭をよぎって、アレも触っちゃダメ、コレも触っちゃダメ、ソレは汚い！と過敏になってしまっていませんか？ 私は、一瞬頭で躊躇したとしても、明らかな身体的危険のない限り、色々なものを触らせてあげるように心がけています。砂と泥の違い、水を含むと触感や重さがどう変わるのか、同じ土でも場所によって触感に違いがある、舗装路もアスファルトの粗さや色が違う、石もゴツゴツしているのとスベスベしているのがある･･･等々、サイエンスに繋がる気づきや生活の中の面白さは至る所に転がっています。

　触感から与えられる精神への影響も見逃せません。「触ること」の癒やし効果に着目した心理療法が「箱庭療法」です。小さな箱の中のミニチュアを使った砂場遊びのようなものなのですが、自分の手で箱庭の中の砂などを触ることで肌の感覚からの癒やしを得るという側面もあるのだそうです。

　さあ、今日は何を触ってみましょうか？皆さまもふだんは触らないものの感覚を楽しんでみてはいかがでしょう！