BIOTECお知らせ
弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第33号が2月1日に刊行されます。今回、「聖なるものへ」と題し、芸術に現われた聖性について思索します。執行草舟館長のインタビューでは、「聖なるもの」の歴史的変遷から、未来に向けた新しい芸術形態まで広く語ります。
巻頭の絵画は、松井ユカ氏の描いた「青富士」を取り挙げ、その作品に隠された神秘と深みに迫ります。
また、今回、ご来館者から寄せられる寄稿コーナー〈私の眼〉では、立原青氏の写真に寄せて、美学者の平井倫行氏が、知と美を探究した、詩情溢れる美術批評文をご寄稿下さいました。ぜひお手に取っていただけましたら幸いに存じます。
執行草舟コレクション展示室/戸嶋靖昌記念館では、多くの方にご来館いただいております「剣と花」展(~05/3/22)が引き続きご覧いただけます。毎月、ガラスケースの無い展示作品は入れ替わりますので、ぜひ折々の作品をお楽しみ頂けましたら幸いです。刀工月山家の月山貞利による刀剣、山岡鉄舟、安田靫彦の書画ほか、 武士道的な魂、 また、その生き方を「花」のごとく精華した作品を一同に展示しています。
ARTISにご興味のあられる方は、無料配布ならびに無料定期便にてお届けしておりますので、ご用命は戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。
【目次】
〈巻頭〉一点を追う 松井ユカ「青富士」
〈インタビュー〉語る芸術 聖なるものへ
〈コラム〉創造者たち 柳宗悦
〈自由企画〉いま、ここで 木・念・美
〈寄稿〉私の眼 平井倫行
〈連載〉戸嶋靖昌からの手紙
学芸便り