BIOTECお知らせ
弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第30号が8月1日に刊行されます。今回「イタリアの響き」と題して、新たに執行草舟コレクションにて保存・顕彰することになった洋画家 田中昇の画業を中心に、土地のもつ響きをいかに描くかということを、執行草舟へのインタビューにて思索します。田中昇は深みあるイタリアの風景を中心に描いた才ある画家ですが、惜しくも40代で夭折します。
巻頭の絵画は、田中昇の「イタリア風景」を取り挙げ、〈創造者たち〉のコーナーでは同画家 田中昇の生涯を紹介します。また、2024年9月10日(火)~11月30日(土)まで開催のARTIS第30号と同題「イタリアの響き」展にて、同画家の作品を一挙公開しますので、ぜひ合わせてお運びください。
ご来館者の方のご寄稿文を掲載する〈私の眼〉コーナーでは、中学校三年生より執行草舟の著作を愛読する20代の太川るい氏より、文才煌めく文を寄せて頂きました。執行草舟の撮影したハッダ石仏像から悠久の響きを感じて書いて下さいました。ぜひご一読ください。
執行草舟コレクション展示室/戸嶋靖昌記念館では現在、「砂の時間」展(~8/31)が好評開催中です。阿部平臣氏の砂漠を描いた洋画、佐藤忠氏の近未来の金属彫刻、北川健次氏のオブジェ作品、立原青氏の砂の写真なども展示されています。ぜひお運び頂けましたら幸いに存じます。
ご興味のあられる方は、無料配布ならびに無料定期便にてお届けしておりますので、ご用命の方は戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。
【目次】
〈巻頭〉一点を追う 田中昇「イタリア風景」
〈インタビュー〉語る芸術 イタリアの響き
〈コラム〉創造者たち 田中昇
〈自由企画〉いま、ここで 見つめる丘
〈寄稿〉私の眼 太川るい
〈連載〉戸嶋靖昌からの手紙
学芸便り