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メガヘルス通信

2019/09/13Vol.18 新コンテンツ「菌の物語」!

こちらのイラストをクリックすると菌の物語へ飛ぶことができます。

 本日、新コンテンツ「菌の物語」が公開されました。弊社の菌食事業の中核である「菌」にスポットを当て、様々な角度からその魅力をお伝えしたいと思っています。一話一話がコンパクトなので、ちょっとした時の読み物に最適です。ぜひご覧頂ければ幸いです。
 今回アップした8話のうち、5話「ブルガリア美人は発酵からつくられる」に登場する「身土不二(しんどふじ)」という言葉をご存知でしょうか?私の大好きな言葉なので、この機会にご紹介させて頂きます。
 もともとは仏教用語で「しんどふに」と読み、正報(それまでの行いの報いとしての身体)と依報(身体の依りどころである環境としての風土)が一体であることを指す言葉でした。それが明治期に始まった健康食運動の中で「しんどふじ」と読まれ、「生まれ育った土地の食材や伝統食が最も体に合う」という意味で使われるようになったのです。
 ブルガリア美人の話で言えば、ブルガリア人の腸は長い歴史の中で土地の風土に合ったヨーグルトに最適化された腸内環境を有していると考えられるので、ヨーグルトを沢山食べると体が元気になるけれど、日本人が下手にその真似をすると逆に受け止めきれずにお腹を壊してしまうかもしれないよということです。一方でブルガリア人が朝から納豆にぬか漬けといった伝統的日本食を出されたら、臭くて不味く感じ、気分が悪くなって食事どころではなくなるかもしれません。
 そう、実は人間は生まれ育った環境と持って生まれた腸内細菌の影響で、郷土料理は自然と美味しく感じ、慣れない料理は不味く感じたり胃に負担を感じたりする防衛力を備えているのです。ですから、本来は好きなもの、食べやすいと感じるものを食べるのが最も健康的であるはずです。ただし、現代ではファーストフードや食品添加物などの影響で、この先天的な舌の力・自然の防衛力が弱まっている人が多いのも事実。郷土料理を「不味い」と感じたら、黄色信号かもしれません。弊社の菌食も含めた伝統的な食材に立ち返るところから始めて、本来の力を取り戻しましょう!

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