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2020/09/142020年10月下旬、執行草舟の新刊『脱人間論』(講談社) が出版されます。

『脱人間論』装丁(執行草舟著、講談社刊、税別2,300円 2020年10月下旬発売予定)

 執行草舟の新刊『脱人間論』が、2020年10月下旬に¥2,300(税別予価:ISBN 978-4-06-520970-7)で、講談社より発売されます。『生くる』 『友よ』 『根源へ』に続く、現代を生きる我々人類の存在意義を根底から問う、文明論の決定版です。行き過ぎたヒューマニズムに翻弄され、本来の人間としての躍動を失った現代人。そんな私たちには、もはや現代の「人間」観を捨て去り、「ただ独りで生き、ただ独りで死ぬ」道しか残されていない、と執行草舟は激しく警鐘を鳴らします。物質万能の苦しい時代に、もう一度「魂」を本然とする人間を取り戻すための思索に貫かれた、警世と希望の一冊です。

 あらゆる角度から人間を問うた500ページを超える大著で、巻末資料、索引も完備。旧約聖書の出エジプト記ヘブライ語の原文が近未来的なデザインとして縦横無尽に装丁に施されています。第一章の扉文として引用されている『旧約聖書』「出エジプト記」2章6節「見よ、幼な子は泣いていた」の言葉もヘブライ語原文のデザインに入っています。現代における「脱人間論」とモーセの時代の「出エジプト記」を重ね合わせて考察したその視点は、新たな人間存在へと向かうための文明論として貫かれ、執行曰く、ワグナーのライトモチーフ(示導動機)のように、うねりをもって「脱人間論」の主題が繰り返されます。

 帯文:我々は今、「人間の腐蝕」という時代を生きている。肉体が人間を滅ぼしていくのを、我々は見るだろう。人間とは、魂なのだ。人間は、ただの生き物ではない。肉体が朽ちる時、人間の復活が始まるに違いない。-執行草舟

【目次】
第一章:人間の出発   
第二章:人間の証明  
第三章:人間の本源   
第四章:人間の歴史   
第五章:人間の超克   
第六章:人間の面目   
第七章:人間の未来   
第八章:人間の終焉   

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