春のぼんやり病に
僕は25歳。春男といいます。ちょうど就職して3年がたち、会社にも慣れてきて、少しだけ心には余裕というか、隙間というか・・・。業務に慣れたとたん、ずっとこのモノトーンな毎日を続けていっていいのか、本当はもっとやりたいことが僕にはあるんじゃないか、と悩み始めてしまったのです。
季節は春。なんだか浮き足立つはずなのに、モヤモヤと薄ぼんやりとした不安が襲ってきて、あたらしく入ってきたカワイイ新入社員の女子たちを見ても何も感じない。うーん。どうしたんだろうか。僕だってまだ若いし、楽しい生活を送ったっていいはず。なのに現実は、布団から出るのもおっくうで、今日は会社スキップしたいな、なんて思っている。
ちょっと待ってください!この症状、実は、春特有のぼんやり病だって知っていましたか? 春男くんは決して不真面目なわけでも、やる気がないわけでもありません。むしろ会社では地味目な仕事もそつなくこなして、上司も褒めるわけでもないのに、きちんと応対してくれる彼に信頼を寄せています。
では、なぜこんなメンタルになってしまったのでしょう? 実は「春」というのは、名前だけは楽しそうですが、全然、心身にとっては楽しくない季節なのです。寒暖差がジェットコースターのように1日のうちにも変化し、昼はぽかぽか居眠りできそうなほど温いのに、夜は寒風に冬より冷えて、家につく頃には心底冷えている。
この寒暖差に身も心もついていけないことによって、ものすごく眠くなったり、やる気を失ったり、仕事を投げ出したくなったり、魔が差してしまいがちなのです。冬から春仕様へと動物たちが体毛を変化させるように、人間も体内では大きな変革が起きています。だから、いつも以上に体力も精神力も必要となるのです。
この季節を乗り越えるには、睡眠、食事、菌食習慣をなるべく安定的なリズムに整えておくことです。習慣のどれかがうまくいかない場合でも、せめて菌食・ミネラルだけは飲んでおきましょう。腸内細菌くんたちが元気に活動し、自然と体のバランス食事もとれ、疲れを感じれば横になれる体になるのです。そして、お休みの日はぞんぶんに朝寝坊しましょう!