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2024.03.15

菌食、あれこれ② ー菌食の歴史ー

 

「菌食」とは、キノコ類全部とその菌糸体、味噌や醤油、納豆、ヨーグルト、酵母作用を受けているパン、酒なども含まれます。生命維持と、健康増進のために、明確な意識を持って、日々の食事に取り入れるという一つの食文化に対して、当社社長の執行草舟が命名した「食の思想」です。

 

長い人類の歴史上、「菌食」を摂らない時代はありませんでした。熟成していない「青い実」を食べると死んでしまうという神話が世界中の民族に伝承されていることからも、菌食の発祥を見ることができます。これは、木の実が熟成して、自然発酵し、菌食効果を持つまで食べてはいけないという教訓です。また、腐敗し、蛆の湧いた中から神々が誕生する神話などは、まさに発酵の原初的な形を表しています。

このように古代から人類は、菌食という文化を長い年月をかけて、日常に浸透するまで育んできました。しかしながら、栄養学・計量重視の現代では菌食の価値は見過ごされ、蔑ろにされています。また、菌食を作るのは、人間の真心と手間が必要な上、熟成にはとても時間がかかるのです。何代にも渡って、毎日手でかき回して育てていくという糠味噌に代表される発酵文化は、現代ではほとんど失われつつあるでしょう。

 

こうして菌食の本来的価値が見失われ、食品添加物や化学薬品による、強制発酵させた人工的な菌食が増えています。手間暇をかけて菌食を育む時間がない、菌食の素材となる食物自体が昔と異なり、環境汚染や化学薬品に侵されている、発酵食品よりも美味しい食べ物が巷にあふれている…、本来の菌食を摂ることが現代は非常に難しい時代です。ところが、腸内細菌の疲弊が激しい現代ほど菌食の強化が必要な時代はありません。(前号の腸内細菌と菌食を参照)

 

そんな問題を解決すべく、BIOTECの菌食は存在します。原料となる、シイタケ・霊芝の菌糸体は全て精魂込めて自社で培養。最も菌食効果が高いとされる菌糸体から直接、菌の酵素を抽出、紛体化し、製品にしています。容易に菌食の摂れない時代でも、最高品質の菌食を摂ることができるのです。