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2024.02.14

フレンチいま、

フレンチといえば、フォアグラ! ところが、昨今、動物愛護団体からの圧力で、フォアグラがやり玉にあがり、アメリカやヨーロッパ全土で縮小傾向にあることは、お聞きになられた方もいるかもしれません。あひるの食餌方法の残酷さはさておき、脂肪分たっぷりの、フレンチの王冠とも言えるフォアグラへの「ノン」は、伝統食自体に対する社会意識の変化も大きく関係しています。

まさにフランス料理の王道といえば、豪華絢爛な盛り付け、厚い肉に濃いソース、バターにクリーム、複雑な仕込みに、膨大な調理時間を要したものが、正統食として鎮座していました。その後、古典への反動としてヌーヴェル・キュイジーヌ(新料理)などが出現。実は日本食などの考え方も大きく影響して、素材を生かすシンプルな調理や郷土料理、肉の使用や濃いソースの抑止などが図られた歴史があります。

 

では、フレンチ、いまは?というと、全体的に肉を食べる回数を減らす傾向にあり、ポスト・コロナの現在、自然派・健康志向の食生活へ加速中。また、フレンチは、多国籍・多宗教料理のことを意味するまでになっています。パリジェンヌが道でほおばっていたバゲットも、レバノン風、ベトナム風サンドへと変わり、どこの国にいるのかわからなくなるほど…。何とパリのパティスリーでは日本のお餅が流行っているそうです。

 

このように健康食品や自然食にお金を投じるのが当たり前の時代となり、フランスを始め食文化も大きく変化しています。しかし、重要なことは、いかなる食事を選ぼうとも、人間にとっては、受け皿となる一本の消化管が何をおいても大切だということ。フォアグラなど、たとえ脂肪分の多い料理を食したとして、過剰な栄養素は排出し、必要な分だけ吸収できる —— 柔軟で活発な腸内環境を整えることが急務です。

 

何より食後の血糖値や中性脂肪の上昇を抑えるには、腸内細菌の活性化がポイントです。腸内環境を整える菌食「サンレム」「ガイアレン」を、ぜひ生活に摂り入れてはいかがでしょうか。