心の言葉が通じる菌食
新年最初の食事といえば、おせち料理。召し上がった方も多いのでは? このおせち料理には、発酵食品がたくさん使われています。醤油・味噌・みりん・酒・酢・鰹節など盛りだくさん。日本の食文化は多くの発酵食品に支えられているのです。
菌や微生物等の作用で発酵させた食品は、体内に入った時に、消化がしやすく、腸内細菌の働きに良く作用して、吸収効率を上げてくれます。
そのまま食べるよりも、発酵させた食べ物の方が身体に優しいのです。昔から、日本の食事文化の中心に菌食が摂りいれられてきたのは、まさに先人達の叡智ですね。
ところが、現代食品の菌食量は格段に落ちていると言われています。現代の発酵食品は、工業製品化されているからです。薬品などを使って即席で強制発酵させた食品は、発酵食品もどきであって、匂いや味が似ていても、本来の菌食効果はありません。
おせち料理もきちんと作ろうとすれば、大変な時間がかかります。例えば、黒豆は煮るだけでも五時間以上・・・、下ごしらえから、詰めるまで一ヶ月はかかるもの。弊社社長のお祖母さんは明治生まれでしたが、おせちというと、それはもう大変な労力でお正月が終わるまでは暫く心が休まらない日々を過ごしたといいます。とはいえ、そのおせちは絶品で一生の思い出に残っているとのこと。
実はこの発酵食品の多く含まれるおせちを支える菌は、手間暇と愛情が大好きなのです。菌は生き物です。人間の感情や愛情など、心の言葉が通じます。時間をかけ、丹精込めて作られた味噌と、計画的に製造ラインに乗って作られた味噌の違いは一目瞭然です。
弊社の製品は、化学薬品などの添加物を一切使わずに〝菌の声〟を聞きながら植菌から培養まで時間をかけてじっくり育てます。ぜひ良質な菌食を摂り入れ、違いを実感してみてください。